インプラントに使用する人工歯根は通常金属のチタンを使用しております。そのため、歯茎が下がってくると歯茎の上からチタンの黒い色が透けて見えてしまいます。
特に歯茎や骨が薄い場合は、インプラントの金属が見えやすくなりますので、歯茎を黒く見えないようにするためには骨や歯茎を増やす必要があります。
インプラントの歯茎が下がった場合の例

お写真の前歯はインプラントが入っている歯の歯茎が下がってしまっています。歯茎が下がってしまったため,インプラントの金属が透けて見えてしまっています。
こういったケースでは歯茎の厚みを歯茎の再生治療で増す事で下がった歯茎を回復させる上に歯茎の黒い部分を覆って見えなくする事ができます。
歯茎が黒い場合の治療に関しましては別のページに詳しい内容を記載させていただいております。下記のリンクをクリックしてご覧ください。
歯茎が黒い場合の治療法のページ
~インプラントの歯茎の再生の注意~
インプラントの歯茎の再生は保険外診療となります。インプラントの種類などによって料金がかわります。1~3本あたり11万円(税込み)の料金となります。
また、インプラントのアバットメント(土台)を交換する必要がある場合は、アバットメントの料金がかかる場合があります。カスタムアバットメントと言って、歯茎を圧迫しない形のアバットメントをオーダーで作成するため、7万7万7千円(税込)かかります。
リスクについて
外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません
本日のブログまとめ
インプラント治療では、歯を失った部分の顎の骨にチタン製の人工歯根(インプラント)を埋め込んで歯を支えます。チタンは生体親和性が高く、安全で強度も優れていますが、金属特有の黒っぽい色をしているため、注意が必要です。
特に歯茎が薄かったり、骨が十分に厚みを持っていない場合、時間の経過とともに歯茎が下がってしまうことがあります。そうすると、埋め込んだインプラントのチタン部分が透けて見えてしまい、歯茎が黒ずんでいるように感じられることがあります。特に前歯など、見た目が気になる部位にインプラントを埋入する場合は、審美面で大きな問題となることも少なくありません。
こうした問題を防ぐためには、インプラント治療を行う際に歯茎や骨の厚みを事前に十分に確保することが重要です。そのため、骨や歯茎を増やす「増骨・増歯茎処置」を併せて行うことがあります。具体的には、骨や歯茎を移植して厚みを増す処置を行い、インプラントが歯茎から透けないような状態を作ります。
神田ふくしま歯科では、経験豊富なドクターが丁寧に患者さまの状態を診断し、最適な治療プランをご提案しております。また、インプラント治療や歯茎の改善に関して無料カウンセリングを実施しておりますので、歯茎の透けや黒ずみが気になる方、またこれからインプラント治療をお考えの方はお気軽にご相談ください。
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