差し歯の歯茎が黒いことがあります。
差し歯の周りだけ歯茎が黒い場合は、歯茎の中に金属の土台を削った時に粉が入り込んでしまった可能性があります。
金属が歯茎の中に入り込んでしまうと、歯茎が黒くなってしまいます。治療法としましては、金属を取り除く必要があります。通常、金属は粉末となりますので、金属だけを取り除けないため、歯茎こと取り除くことになります。
歯茎をとった後は、歯茎をたすために歯茎の移植を行い、歯茎の位置を回復させます。
差し歯の歯茎が黒い場合の治療
差し歯を入れる場合に、歯の神経を抜いて金属の土台を入れている方がいらっしゃいます.(通常の保険治療では金属の土台を使用します.)差し歯の型を取る前にこの金属の土台を削って歯を丸い形にする必要があります.この金属の土台を削る時に金属の粉が歯茎の中に入り込んでしまうと歯茎が黒くなってしまいます.
治療方法としましては、レーザーなどでは取り除けませんので、金属の粉の入っている部分の歯茎をメスなどで切り取る事になります.単純に切り取ってしまうと歯茎が窪んでしまいますので、歯茎の移植を行って歯茎を膨らましてから歯茎を切り取る事もあります.
お写真は歯茎が薄かった方の歯茎の移植を行って歯茎の厚みを増したケースのお写真です.
歯ぐきの再生に関しましては歯ぐきの再生治療のページをご覧ください.
~歯茎の黒ずみの治療の注意~
歯茎の再生治療で、歯茎の黒くなってしまっている歯茎をきれいな歯茎と入れ替えます。
歯茎の再生治療は保険外診療となります。当院では、歯茎の再生治療1~3本で7万7千円(税込)かかります。合わせて、審美歯科治療でオールセラミック 治療を行う場合は別途料金がかかります。
リスク
外科的な治療ですので、治療後に糸でしっかりと縫う必要があります。尖ったものが刺さってしまったりして歯茎が開くと出血してしまうリスクがあります。
歯茎の再生治療は、歯周病の進行具合や感染の状況によって回復できる歯茎の位置が変わります。ご希望の位置まで歯茎が必ず回復する治療ではありません。