歯周病の進行度はご自身では分かりにくいので、ざっくりと歯周病の進行度についてご説明いたします。
歯科医院では、歯周病の進行度の判断は、歯の周囲の骨がどれくらい溶けてしまっているかを基準に考えます。そのため、レントゲンで歯の周囲の骨の状態を調べることが重要になります。歯を支える骨が歯の根っこのどの辺にあるかで歯周病の進行度を判定します。
ご自身で判断されるのであれば、歯の揺れが大きな基準となります。歯が揺れ始めた、歯並びが変わってきたという場合は歯周病が中程度から重度に進行している場合が多いので、歯科医院で精密検査をされる法が良いでしょう。また、歯茎が歯の周囲全体に下がってしまってきている場合も歯周病の進行があると判断できます。
歯周病の治療を自覚されてあるいは歯科検診等で指摘されて来院される方のほとんどが中程度以上進行してしまった歯周病の患者様です。
歯が何本かない方、歯が移動してしまっている方、歯が揺れる方、歯茎のざらつきが歯磨き後も取れない方が、だいたいのケースで歯周病が進行しています。
こういった場合の治療、大きく2つのことが重要になります。
2.歯の揺れを止める
炎症を引かせるためには、歯ブラシが上手にできることが必要で、そのうえで、歯科医院で歯石をしっかりとお取りします。
必要であれば麻酔をして歯茎の中の歯石を取ります。
歯の揺れは、大きいと歯周病の進行が進みます。固定と言って何本かの歯を接着したりしてまとめる場合や、入れ歯のようなもので奥歯の負担を分散させることをして、歯が揺れないようにします。
通常、最初の数か月は初期治療と言って歯ブラシのチェックや歯石とりを行い揺れている歯の固定、虫歯治療を行います。また、必要であれば、仮歯を入れたりします。
歯石を取っても終わりではありません。
初期治療後に再評価と言って、初期治療で行ってきたことの結果を確認します。この段階で、再生治療を含む外科的な歯周病の処置ができるかどうか再度ご説明いたします。また、矯正治療が必要な場合も多くあります。
再生治療などの外科処置を行った後、治癒をまち、仮歯にしている部分があればそこを治療します。
最終的に治療が終わるまで数年かかることもあります。
通常、歯茎の外側から歯石を取っても終わりではありません
歯周病が中程度以上に進行した場合,歯茎の中の歯石を完全に取り除く事が難しくなります。それは、歯茎が邪魔をして歯茎の中の歯石が見えないためです。
そのため、歯茎の中の歯石は5ミリ程度以上の深さのところに付いた場合、歯茎を開いて拡大鏡や顕微鏡で確認できるようにして歯石をお取りします。この方法を歯周外科処置と言います。
治療の流れとしましては、まず歯の炎症を取る処置、歯の揺れを止める処置をして、歯茎が引き締まってくるのを待ってから歯周外科処置をします。これは、歯茎の炎症や揺れがあるうちに歯周外科処置をしても期待する効果が出ないためです。
歯周外科処置でしっかりと歯茎の内部の歯石を取り除いた上で、骨の再生を行います。骨の再生治療は下記のリンクページをご覧ください。
骨の再生治療のページ
歯周外科処置が終わったら、歯石が再度付着しないように定期的にお掃除にご来院されることが重要です。
それは、通常かなりしっかりと歯ブラシをされている方でも10%以上の磨き残しがあります。磨き残しを染め出す液で確認すると多くの方は歯と歯の間に多くの磨き残しをされてしまっています。
この磨き残しが放置されてしまうと炎症の原因となってしまいます。磨き残しに細菌が繁殖することになります。
メンテナンスでは特に磨きにくい部分のお掃除を中心にクリーニングを行います。磨き残しを定期的にしっかりと取り除くことが重要です。
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日曜日、祝日
東京都杉並区立沓掛小学校卒業
東京学芸大学附属世田谷中学校卒業
平成5年3月東京学芸大学附属高校卒業
平成6年4月東京医科歯科大学歯学部入学
平成12年3月 東京医科歯科大学歯学部卒業
平成12年4月 歯科医師免許取得
平成12年4月−9月 東京医科歯科大学歯学部臨床研修医
平成12年9月−14年3月六本木河野歯科クリニック勤務
平成14年4月−24年4月銀座しらゆり歯科院長
平成24年5月−25年8月神田ふくしま歯科院長
開設管理者
平成25年9月より医療法人社団歯健会神田ふくしま歯科、理事長・開設管理者